「後志おんなたちの広場」が高橋はるみ北海道知事に要請

泊原発30km圏内の女たちが、ついに立ち上がりました。若いお母さんたちも、おばあちゃんたちも怒っているそうです。
10月24日には、バスで道庁まで押しかけ、高橋はるみ知事を女の鎖で囲い込みたい!と言っています。
下記、女の広場のFacebookサイト。

http://www.facebook.com/pages/%E5%A5%B3%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E5%BA%83%E5%A0%B4-%E5%A5%B3%E3%81%AF%E6%80%92%E3%82%8B-%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%9B%E3%81%A8-%E5%A5%B3%E3%81%AF%E6%80%92%E3%82%8B/261028787271549?sk=wall



要請文主旨は以下のとおり。


2011年10月24日
北海道知事
高橋 はるみ 様

後志おんなたちの広場  
西川 美希代


<要請趣旨>

 貴職におかれましては、日頃より、道民生活の維持向上にご尽力されていることに対し敬意と感謝を申し上げます。
 さて、3月11日の東日本大震災で被害を受けた福島第一原子力発電所では、核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」や水素爆発、大量の放射能が今も漏れ続ける原子力史上最悪の事故となりました。
もちろん原子炉の中だけでなく、宇宙の営みからも放射線は発せられます。
星が光っているのは、原始核反応によります。太陽が光っているのは水素が燃えて、水素爆弾の原理を、つまり核反応をしているからです。ですから太陽に行けば放射線は沢山あり、熱によってのみならず放射線によって誰も近寄れないのです。
光っている星には絶対生命はない。その近いところにもない。人間の技術では生命体のあるらしいという星はいまだ見つかっていません。それほどに希少な生命体のある星の存続権という壮大な運命の行方を貴職は持っていらっしゃると言うことを忘れないで下さい。
人間には、地上の人間の原理の中で許されるべき科学技術とそうでないものがあるということをわれわれは知るべきです。
北海道においては、知事は道議会においても「住民合意」や「道民の不安の解消」の必要性など慎重論が相次いだにもかかわらず、福島原発事故発生以来、全国初となる泊原発3号機の「再稼働」を容認しました。
その「泊原発3号機のプルサーマル計画」をめぐっては、北電による、社員に対してシンポジウムに参加し賛成の意見を促す「やらせ」が発覚しました。
「世論誘導」が明らかになった以上、「3号機増設やプルサーマル計画容認」に対する信頼は損なわれたと言わざるを得ません。
福島原発事故で日本の原発の「安全神話」は崩れました。
私たちの命と暮らしを守るために、こどもたちの未来と、私たちの心の平和のために、どうぞ一女性としての賢明さを確認し、また母親であり、その子どもであったことをもう一度心に留めてこの負の財産のいち早い収束に向けての人間として、そして女性としての新たな試みを見出してくださいますように強くお願い申しあげます。
 つきましては、下記の事項を要請いたしますので、誠意ある対応をお願い致します。
また回答は、知事名で11月5日までに書面にてお願い致します。

<要請事項>

1.泊原発再稼動には、後志管内全市町村と札幌市の合意が必要
2.泊3号機のプルサーマル計画の白紙化
3.大間原発の建設中止