原発いらない全国の女たちアクション:御礼とご報告

座り込みに参加してくださった皆さん、
お会いして、「原発いらない」思いをご一緒に行動できて幸せでした。
ありがとうございました。
応援してくださった皆さん、
心強いメッセージと、たくさんのカンパや差し入れを、
ありがとうございました。
私たちは、皆さんが寄せてくださった思いと共に座り込みました。

福島の女たちの三日間2300人の座り込みを全国の女で引き継いだ七日間に、
北海道から沖縄、そして海外からも、延べ1880人が集いました。
参加者は日に日に増えて 最終日には360人になりました。
世代や出身地や所属団体や性別や、さまざまな枠を越えて、
大きなひとつのあたたかいつながりがあの場に出現したことに、
喜びと感謝と、今後のアクションへの希望を感じます。

準備期間もスタッフ人数も少なく、運営には至らない点が多々ありましたが、
皆さんどうぞご容赦ください。

原発いらない女の十日間の座り込みアクションはひとまず終了しましたが、
これはひとつの途中経過であり、ひとつの始まりです。
原発を止めるその日まで、私たちは、ひとりひとりが、それぞれにあきらめることなく、
共にいましょう。
またいつかどこかで、お会いしましょう。

【座り込みアクションの手つなぎ万歳シュプレヒコール
女は原発いらないぞ
みんなも原発いらないぞ
女は子どもを守るぞ
みんなで子どもを守るぞ
女は世界を変えるぞ
みんなで世界を変えるぞ

【七日間のアクション】
福島から引き続いての指編み毛糸ロープ作り
思いを繋ぐ…脱原発バナープロジェクト
ランチアピール(経済産業省職員の昼休み外出に向けてチラシ配り)
参加者のリレートーク、賛同者の応援メッセージ
Cafe NO NUKES 
歌、演奏、古代フラ、アートパフォーマンス … 

10月30日
ベトナムへの原発輸出反対緊急24時間署名開始
10月31日
ベトナムへの原発輸出反対署名提出(6600筆)
首相官邸前抗議アピール
玄海原発4号の運転再開停止を求める緊急署名開始
11月2日
・院内集会「今すぐ脱原発!運転再開をすべきでない4つの理由」
玄海原発再稼動反対記者会見
玄海原発4号運転再開停止要請書・署名提出(8000筆以上) 
九州電力東京支社前アピール行動
11月4日
原発いらない全国の女たち 東電・霞が関周遊デモ
・「原発輸出中止」「ODAによる途上国への被災地の農水加工品の提供の中止」を求める要望書提出に共同
11月5日
・交流会・日比谷公園かもめの広場
福島原発事故-避難の権利集会in東京〜自主的避難に賠償を!〜に合流

【会計報告】
収入
口座振込入金のカンパ金: 171,000円
座り込み会場カンパ金: 787,504円
計: 958,504円

支出: 718,888円

収支残金: 239,616円

(支出内訳)
会場備品レンタル代: 167,447円
事務費: 36,493円
缶バッチ、バッグ等仕入れ: 210,594円
布バナー用品: 24,403円
会議費: 20,581円
交通費: 235,910円
通信費、送料: 23,460円

(残金使途)
予備費 (通信費、雑費等): 29,616円
12/1からの経産省前女たちの座り込みへ※: 210,000円
※「未来を孕む女たちの"とつきとおか"のテント村行動」(経産省前テントひろばHPへリンク)

人民新聞に「女たちの座り込み」が掲載されました<木村結さん寄稿>

「女たちの座り込み」 ―――女たちの合い言葉は臨機応変――― 木村 結
人民新聞オンライン記事はこちらから

 10月27 日〜29日は福島の女たちの座り込み、そして30日〜11月5日は全国の女たちの座り込みが経済産業省のテントを中心に行われました。
 経産省のテントは「9条改憲阻止の会」が「原発憲法違反」と2ヶ月前から座り込みを開始し、3張りのテントを設置、その一つを借りての実施でした。
 野田総理の国連での演説に反対するためニューヨークに行った福島の女たちが座り込みを決め、それを応援しようと全国の女たちが引き継いだ結果10日間の座り込みとなりました。

 私は福島の3日間はスタッフではありませんでしたし、終日参加した訳ではありませんが、3日間で2371名の女たちやサポートの男たちが詰めかけ、熱気に満ちあふれていました。27日には「原発即時停止・子どもたちの疎開に関する要請書」を野田総理などに提出。28日には、「渡利の子どもたちを守れ!政府交渉」そして最終日は東電前から銀座へと1000人がデモを行うなど福島の女たちが中心のパワフルな行動が繰り広げられました。

 30日からは全国各地から集まった女たちに引き継がれ、31日、11月1日には「ランチアピール」として経産省保安院が入っている別館前で1時間づつ、2日には厚労省内閣府が入っているビルの前で「福島の子どもたちを一刻も早く避難させて!」とチラシ撒きとアピールを連日40人程で行いました。チラシの受け取りは割と良く、連日600枚ほどを撒ききりました。4日には福島からも12人がバスで到着、「霞ヶ関・東電周遊デモ」を100人で行い、ランチ時の霞ヶ関、新橋の役人やサラリーマンに訴えました。

また30日は応援に来た福島瑞穂さんから日越の調印があることを聞き、急遽ベトナムへの原発輸出反対署名を開始、23時間で6600筆以上が集まり、野田総理、枝野経産大臣、玄葉外務大臣、安住財務大臣に届けましたが、秘書の受け取りに留まりました。その後、首相官邸前で「枯れ葉剤で今なお苦しんでいるベトナムの子どもたちに放射能を押しつけることは許されない」と抗議し「ファンドイ・ハッニャン」(反対核仁)とベトナム語でもシュプレヒコールしました。

3日には人為ミスで止まっていた玄海原発4号機を深夜11時に稼働させるというニュースが飛び込んで来たため、急遽稼働反対の署名を行い、たった13時間で8000筆以上の署名と150以上の賛同団体が集まりました。
丁度佐賀県から玄海原発の差し止め訴訟の原告石丸初美さんが参加していたので、署名と要請文を枝野経産大臣に持って行きましたが、枝野大臣の秘書はTV局が同行したことに異を唱えカメラを回す、回させないで15分以上押し問答。国民の目から何を隠そうとしているのか?まったく不可解な対応でした。そしてひたすら秘書に頭を下げるテレビ朝日の弱腰にもあきれてしまいました。
署名は佐賀県の東京事務所、更に、九州電力東京支店にも持参しましたが、九州電力は面会許可を3名に限り、氏名を明らかにすることを条件にしてきました。
私は長年東京電力の株主運動をし、東電に抗議文を持参しますがこのような条件を付けられたことはなく、やらせメールなどの問題もまだ解決していない九電のあまりに不遜な対応にあきれてしまいました。有楽町駅前の電気ビル前では80人程が抗議行動をしました。

また4日には「今すぐ脱原発!『運転再開すべきでない』4つの理由」と題して院内での論点整理の勉強会、5日には「避難の権利・集会in東京〜自主避難に賠償を!」と座り込んでいる暇がない程に連日いくつもの集会やデモをこなしました。

 更に福島が始めた指編みで作られた長い長い毛糸ロープは29日に経産省を取り囲んだ後、直径60センチほどの球体に巻き上げられ地球となりました。

30日から始まったバナープロジェクトは40センチ四方の布に各自がメッセージとイニシャルを書き込み横に10枚繋げるものですが、こちらは7日間で55本も完成、最終日の交流会で日比谷公園カモメの広場をメッセージバナーで取り囲むことができ、福島に10本プレゼント出来ました。

 この座り込みは多くの感動がありました。デモや集会ではなかなかじっくり話せない多くの元気な女たちと交流ができたこと。そして何よりもひとりで参加した方も様々なイベントを選べることで、参加した実感を感じていただけたこと。受付で名前を書く時は不安そうだった顔が帰る時には「また来ます」と明るい顔に変わっていたことが嬉しかったです。
10日間テントを中心とした拠点を持つことで、その場で直ぐに相談し行動を決め、その場で呼びかけられるため、大きな機動力を発揮することができ、その結果も直ぐに共有できたことが大きな成果です。

 今回集まった女たちは各地で様々な脱原発に向けた取り組みをしています。夫々は団体に属していても、今回は個人での参加でした。その参加形態がより自由な発想と、より自由な機動力を生んだような気がします。
またもっと多くの女たちと自由な場で逢えることを信じて。

活動は終了し、現在報告(活動と会計)をまとめています

10月30日〜11月5日まで、経産省前での女たちの座り込みにご協力くださりありがとうございます。
連日たくさんのみなさんの参加や協力がありました。
また、座り込みに参加できないものの、賛同人となってくださったり、カンパを寄せていただいた国内外のみなさん、本当にありがとうございました。

現在、「原発いらない全国女たちアクション」はすでに活動を終え、最終報告(活動・会計)を作成しているところです。
近々、このブログで報告を掲載しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

このアクションを始動させたときの仲間はわずか数名。こんなにも広がりのある活動となり、本当に感謝しています。
今回のアクションでできたつながりや絆を大切に、今後は個々人で原発のない世界を目指して、がんばっていきましょう。

原発いらない全国女たちアクション 呼びかけ人

Occupy Japanese Consulate! / the letter from the world

http://d.hatena.ne.jp/onna_suwarikomi/20111014/1318567901
でご紹介した、世界からの手紙プロジェクト、ニューヨークの日本領事館での提出行動の動画です!
日本語字幕を付けてくださっていますので、ご覧ください。

Nov 2nd, 2011,
The letter and petition of "STOP spreadind/ burning radioactive rubble all over Japan" was delivered to Japanese Consulate in NY.
Tokyo is accepting 50,000 metric tons of radioactive rubble over 2 years. The rubble will be burned and dumped into Tokyo Bay.
The first 1,000 metric tons arrives at Tokyo on Nov 4th 2011.
The petition gathered 6200 signatures and delivered not only in NY, but Washinton DC, SF, Hawaii, France, Germany, India, Hong Kong, and several cities in Japan. Bianca Jagger delivered it in London as well. Please visit www.oneworldnonukes.org for more details about the petition and the letter. To sign the petition, go to www.stopdammit.org.

本日最終日!10日間〆ます!この先も繋がっていきましょう!

今日も晴天!10/27福島の女たちから始まった「10日間ぶっ通し経産省前女子会」も本日11/5で終了です。
昨日までの9日間で延べ3700人を超える方々が経産省前に座り込みました。

ひとりひとり暮らしぶりも事情も立場も考えも違います。
ですが、そういうものを越えて、同じ思いを抱く人たちが繋がり団結することで、思いを達成するひとつの力になると思っています。

高線量地域に住まわせられている子供たちを一刻も早く避難させたい。
原発のない世界にしたい。
いのちを守り未来に繋げたい。

今日は座り込みは15時まで。
途中、11-12時までは日比谷公園かもめ広場で交流会を行います。
また、14-17時は「避難の権利集会in東京」が文京区区民センターで行われます。

今日も、今日という1日で、ひとりひとりができることを「行動」にしましょう!
私たちは経産省前テント広場で、皆さんと繋がるために、お待ちしています!
お越しください!!

【お詫び】
原発いらない全国の女たちのツイッターアカウント@women_sit_inですが、
今朝ほど大量ツイートしたせいでアカウント凍結になってしまいました…ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
復旧まで2,3日かかるようです…すみません!
つきましては、大変申し訳ありませんが、本日の座り込み情報は経産省前テント広場@tentohirobaなどをご覧ください。
私たちスタッフの個人アカウントでもツイートします。

11/5(最終日!)の予定

①9:00-15:00 経産省前座り込み
②11:00-12:00 交流会(日比谷公園かもめ広場)
③14:00-17:00 福島原発事故−避難の権利集会in東京 〜自主的避難に賠償を!〜(詳細は下記)
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/in-63f4.html

(注意事項)
※最終日の座り込みは15時で終了になります(スタッフは片付けで経産省前におります)。
日比谷公園での交流会終了後は、適宜解散です。
各自、座り込みに戻られても、「避難の権利集会」に参加されても結構です。


現在、区域外避難(「自主的」避難)についての賠償範囲の指針作りが、原子力損害賠償紛争審査会で議論されています。本集会では、議論の最新情報をお伝えするとともに、自主避難を行っている方々からの訴えをお伝えします。

【日時】 11月5日(土) 14:00〜17:00(13:30開場)

【会場】 文京区区民センター
都営三田線大江戸線春日駅A2出口」徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線後楽園駅4b出口」徒歩5分
東京メトロ南北線後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分
地図>http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754

【内容】
 1.「自主的」避難と東電賠償〜原子力損害賠償紛争審査会の最新の議論より
 2.区域外の福島で、生じていること〜渡利問題の今
 3.自主避難者の訴え
 4.渡利からのアピール

【参加費】 500円 (自主避難者や渡利の方々の交通費のカンパ歓迎です)

【申込み】下記フォームからお申込みください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/1117b76322961

【主催】福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)、プルトニウムなんていらないよ!東京

【問い合わせ】
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)Tel: 03-5225-7213
国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)Tel: 03-6907-7217(平日10:00〜20:00)

※関連情報
意見陳述実現!【自主避難】20日の紛争審査会へ
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-6332.html

【掲載資料】10月3日区域外避難(「自主的」避難)に賠償を求める院内集会 〜「避難の権利」確立へ〜
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/103-78bd.html