11/2(4日目)九電東京支社前抗議の動画
原発いらない全国の女たち〜九電玄海4号再稼動に抗議!
http://www.ustream.tv/recorded/18268745
以下簡単にご報告です。
○12:15〜 記者会見
石丸さん、アイリーンさん、大串さん、吉田さんが出席しました。
石丸さんから要請書の内容と、現地からの視点で、この再開がいかにひどいものであるかを訴えました。○15:30 枝野・経産大臣の議員事務所に要請書+署名を提出
テレビ朝日のカメラが入ったため、議員事務所側が、「マスコミ同行とはきいていなかった。困る」とカメラをシャットアウトしようとし、こちらが「マスコミが入るのはふつう。国民は知りたいと思っている」と反論。事務所側がかなり固い態度でこれで15分くらいもめていました。
要請書を石丸さん・大串さんから提出。重く受け止めてほしいと強調。事務所側の態度は最悪でした。○16:10 佐賀県の東京事務所に要請書+署名を提出
首都圏営業本部・本部長 山口康郎氏、同副本部長 黒木淳一郎氏に提出。こちらからの強調ポイントは
・石丸さん:県の役目は住民を守ること。全然そうではないではないか。
・大串さん:福島の現在の状況からみて、再開なんてありえない。
・アイリーンさん:福井県の対応と全然違う。佐賀県のイメージダウン。
・満田:佐賀県の方もたくさん署名。佐賀県民も全国の人もみんな怒っている。○17:00 九電前抗議行動+要請書+署名を提出
九電側が、事前にアポどりしてくれた吉田さんに「3人しかだめ」「そうでなければ会わない」と言い、こちらが何をいってもその一点張り。事前に、まずは野外で要請書を読み上げるのできいていてほしいと交渉するも、担当者はさっさと建物の中へ。
石丸さんがまずは集まってくれた人の前で要請書を読み上げ、石丸さん、大串さん、吉田さんとで中へ。
待っている間に、状況報告、山口たかさんが、北海道の状況を踏まえ、福島の子どもたちの状況がこんななのに運転再開などありえないと訴え、アイリーンさんもスピーチ。あとは参加者が次々にスピーチ。木村結さんも、その前にスピーチ。
高木さんが急遽つくってくれた横断幕で道いく人にもアピール。
でてきた3人が報告。「九電側の対応はひどい」「”見解の相違”と言われた。
原発を推進していく理由は、電力の安定供給、地球温暖化防止など。」
●九州電力東京支社への申し入れでは、私たちの要請に対し以下のような回答でした。
・(福島の事故の経験、命を脅かすものという訴えに対し)
原子力発電については見解の相違である。
電力の安定供給、エネルギー安全保障、地球温暖化対策のために
必要だと考えている。(この期に及んで??)
・原子力発電の維持は国の政策である。
・安全の確保について最大限の努力をしている。
(であれば、今回の再稼動は最大限の努力と言えないのでは??)
・国に認められたので再稼動している。
・やらせメール問題は、再稼動とは別の問題である。
・(住民=顧客がいやだと言っているとの訴えに対し)一方で再稼動を望む声もある。
特に地元の石丸さん、大串さんからの真に迫る訴えに対し、
本社に伝える、とのことではありましたが、この要請提出のアポイントを取るやり取りでの
「3人までしか会うことはできない。3人以上であれば断る。」という
広報担当者の高圧的な態度に…。「原子力ムラ」の強固さ強大さを改めて実感しました。●院内集会については、「電力は不足のウソ」についてISEP松原さんからも報告いただきました。
なお、当日の報告や重要資料について、今週末までにリンク集を作成する予定です。(FoE Japanの満田さん、吉田さん)
たんぽぽ舎のメールニュースに報告が載りました
たんぽぽ舎のメールニュースに報告を載せて頂きました!転載します。
<【TMM:No1234】地震と原発事故情報 その219>
★3.テントひろば日記 「恕(じょ)福島」から
10/31(月)【原発いらない女たち 2日目】
【経産省テントひろば51日目】蔵屋敷 有紀
原発いらない福島の女たち」に「原発いらない全国の女たち」が続いた。
最近、福島みずほさんが、経産省前テントひろばの風景に溶け込んでいる。
山本太郎さん、温川れい子さん達、著名人の方々も激励にいらして、原発いらない!と経産省前に集まった面々は大きな一体感と共にある。日曜の朝9時から開始された座り込みは、「デモはちょっと」と言う方も「座っているだけなら」と参加してくださり、編み物や縫い物をしながらおしゃべりをして始終和やかな雰囲気でした。27日からたくさんのお差し入れがあり、特に甘いものは食べきれず、ダンボールに入れて誰でもつまめるようにしましたが、今もお店が開けそうです。しょっぱいものが食べたくなり、また、栄養を考えると糖質の大量摂取は控えるべきであり、お手製のから揚げをいただいた際には、たいへんありがたかったです。31日を時間の経過と共に振り返ってみよう。座り込みは9:00から開始された。「原発いらない全国の女たち」は昼時に出入りする役人に狙いを定めてランチタイムアピールをした。経済産業省は別館が飲食店街に近いため、11:30に移動してトラメガで声を上げるのだ。チラシを受け取ってくれるひと、少数の、応援の言葉を返してくれるひと、無視して足早に過ぎるほとんどのひと、反応はさまざまだが、訴えることを諦めてはならない。
夕方は官邸前で開催される日本とベトナムの首脳会談に合わせて、原発輸出反対のアピールをしました。女性を中心に50人ほど集まり、官邸前の交差点に横断幕を持って抗議活動。日本語で「原発反対!」と声を上げた後、同じくベトナム語で「「ファンドイハッニャン!」と続けたのは、18:00頃、通過したベトナム首相に聞こえたでしょうか。制服の警察官が10名ほど立会い、私服の公安のひとびともいて随分警戒されているなと感じるものの、帰宅中の通行人はあっけないほど無関心に見えました。翌11月1日の東京新聞には写真付きの記事がありました。しかし撮影していたNHKは映像を仕舞い込んだようです。私たち「原発いらない!」側が感じている放射能汚染に対する危機感と、感じていないようにみえる世の中の多くのひとびとの意識の格差を、どうしたら小さく出来るのか。放射能は危険であり、現実の危険を認めない姿勢は未来を失うと、わかって欲しい。「原発いらない福島の女たち」の座り込みとデモで掲げられたのぼりに大きく「恕」とあった。自他への愛と尊重とともにありたい。「北風と太陽」の北風ではダメだ。攻撃するのではなく、歩み寄り、ことばをつくそう。怒りに酔うのではなく、怒りを原動力にして、社会を変えたい。過去と他人は変えられない。自分は変わる。自分が変われば周囲も変わる。一人ひとりが変われば、やがて社会が変わる。死ぬ前に後悔しないように、息抜きしながら、粘り強く「原発いらない!」を貫きたい。
経産省前のテントは全ての原発が廃炉になるまで在り続けます。お差し入れは 郵便番号100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 経済産業省気付 テントまで
【報道】毎日新聞 特集ワイド:女たちの脱原発 座り込み集会ルポ
「原発いらない福島の女たち」「原発いらない全国の女たち」「脱原発をめざす女たちの会」を紹介した記事です。
(毎日新聞 2011年11月2日 東京夕刊)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111102dde012040025000c.html
特集ワイド:女たちの脱原発 座り込み集会ルポ
◇除染、除染というより、早く子どもの疎開を
「早く子どもたちを避難させて」。東京電力福島第1原発事故から7カ月余り。政府の緩慢な動きに業を煮やした福島県の女性たちが上京し、座り込みによる訴えかけを始めた。それを知った全国の女性たちも後に続き、賛同人にはあの大女優の名前も。女たちの脱原発−−その胸にあふれる思いを聞いた。【浦松丈二】
◇自然に近い健康野菜、一転「危ない」と…
◇住めない新築、加害者の賠償案なんて
◇被災地からの訴え 息長い支援が課題10月27日午前、東京都千代田区の経済産業省前に福島県の女性約70人が集まった。原発反対を意味する黄色い服装が目立つ。福島県の女性たちが3日間、さらに、それを支援する全国の環境団体などが5日までの7日間、連続10日間の座り込み集会の始まりだ。
「子どもたちを7カ月以上も放射能の海の中に放置したまま。母として女として命を未来につないでいく母性が許さない。私たちはこの思いを3日間に込めて座り込みたいと思います」。企画した福島県の女性有志による「原発いらない福島の女たち」の世話人、佐藤幸子さん(53)があいさつに立った。
佐藤さんは5児の母。福島県川俣町で被災し、すぐに転校できない中高生2人を残して山形県に避難した。農業を営む夫は、安全な農地を求めて岡山県へ。事故で一家離散の憂き目に遭っている。
「福島の女性が主催し、経産省前で直接行動に出るのは初めて。しがらみの残る田舎から出てきて声を上げることが、女性にとってどれだけ大変か。政府は重く受け止めてほしい」と佐藤さん。
この日、参加者らは、原発行政を管轄する経産省の担当者に要請書を手渡した。▽全原発の即時停止と廃炉▽原発を再稼働しないこと▽子どもたちの即時避難・疎開と完全補償▽地元を補助金漬けにして自立を妨げる電源3法の廃止−−の4項目。11日までの文書回答を求めた。
だが、担当者は「原発への依存度を、中長期的に可能な限り引き下げていくというのが政府見解。放射線量の高い場所では除染に努めたい」と繰り返すだけ。福島市の元養護教諭、佐藤早苗さんが「除染している時は周囲の放射線量が高くなるので、先に妊婦や子どもたちを避難させてから作業をしてほしい」と訴えたが、回答はなかった。
「国は除染、除染というけれど……」。懸命に除染をしても、大雨で山から土砂が流れ出ると線量が元に戻ってしまう。まずは「子どもたちを疎開させてほしい」というのが参加者の総意だ。交渉の末、翌日、官邸に場所を移し首相補佐官に要請書を手渡した。
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座り込み2日目。関西電力が経産省原子力安全・保安院に対して大飯原発3号機(福井県おおい町)の安全評価(ストレステスト)を提出し、全国に先駆けて再稼働に向けた手続きが始まった。フクシマを置き去りにして全国の原発で「安全確認」のシナリオがじわりと進行する。
保安院が入る同省別館前で抗議していた宮城県角田市の農家、杉山仁子さん(51)は「露地ものが健康な野菜だとされていたのに、事故後はハウスものが安全ということになってしまった。自然に近ければ近いほど危ないということに、価値観が180度変わった。生き方まで否定されたような気持ちです」と嘆く。
自然に近い農業を実践してきた。福島第1原発から約60キロ。事故後、屋外で飼っていたニワトリのタマゴから微量の放射線が検出された。屋内飼育に変えて検出されなくなったが、養鶏も、農業自体もやめようかと思い悩んでいる。
「消費者は、政府に頼らず自ら安全かどうかを判断する材料を必要としている。食品添加物のように放射線量を表示して売らねばならない時代になってしまった……」
杉山さんら8世帯はカンパを募り放射線測定器を共同購入。今月下旬、一般市民も利用できる低料金の測定室をオープンさせるという。
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座り込み最終日。参加者たちは都心の銀座やJR東京駅周辺をデモ行進した。
福島県大熊町から会津若松市に避難している大賀あや子さん(38)は、東電本店前で涙が止まらなくなった。福島第1原発から約8キロの場所に35年ローンで自宅を新築したばかりだった。「新居には地元の材木を使い、屋根にソーラーパネルを乗せ、庭に井戸も掘った。ヤギを飼ってチーズを作るのは私の担当。自然の中で子どもを授かり、育てていきたかった……」
「住めない家」のローンが重くのしかかる。「再出発にお金が必要だけれど、加害者が勝手に作った賠償案なんて受け入れられない」と憤る。
3日間の座り込みには福島県から延べ200人以上、県外から延べ2000人以上が参加した。北海道、大阪、広島、和歌山、富山など国内各地、ニューヨークやロサンゼルスでも福島の女性と連帯する集会が開かれた。
一方、今月23日に発足集会を開く「脱原発をめざす女たちの会」は、評論家の吉武輝子さんや精神科医の香山リカさん、漫画家の倉田真由美さんらが呼びかけ「子どもたちに安全な地球を残すため、エネルギー政策の転換、脱原発の実現」を目指す。賛同人には女優の吉永小百合さん、竹下景子さんらも名を連ねる。
「女たちの会」の呼びかけ人の一人、田中優子・法政大学社会学部教授は「女性、母親が一番心配するのは子どものことでしょう。除染にしても、避難にしても、目の前の問題に対応しなければならないから、女性の活動は具体的なのです」と解説する。
「私たちの会は個人の活動を通じて知り合った人たちが連絡を取り合ってできたものです。吉永さんもライフワークとして原爆詩の朗読に取り組んでいます。皆、誰かに言われて参加しているわけではありません」
吉永さんはドラマ「夢千代日記」で胎内被爆した女性を演じたことから原爆詩を朗読するようになった。7月31日には広島市での日本母親大会で「日本のような地震の多い国では原発はなくなってほしい」と発言。その姿勢は一貫している。
田中教授は言う。「水俣の公害問題でも被害者が上京して訴えたことで運動が広がった。東北の被災地から出てきて座り込むのは大変なこと。どう息長くサポートしていくか。それが課題でしょう」
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福島の女性たちの座り込み集会が終わり、全国の女性に引き継がれた。再会を誓って抱き合い、記念撮影をする参加者たち。
「うさぎ追いし、かのやーまー……」
「故郷(ふるさと)」を口ずさむ声がどこからか聞こえてきた。
11.1(3日目)の座り込みの様子
<原発いらない!全国の女たち〜経産省前座り込み>
http://www.ustream.tv/recorded/18255160
10.31官邸前抗議行動
<「ベトナムの子どもたちを放射能から守れ!」原発いらない全国の女たちアクション〜官邸前抗議>
http://www.ustream.tv/recorded/18237160
【中継】今すぐ脱原発!〜「運転再開をすべきでない」4つの理由
本日11/2の院内集会、岩上チャンネルさんが中継してくださっています!
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi5
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<11/2院内集会> 今すぐ脱原発!〜「運転再開をすべきでない」4つの理由
+九州電力前アピール
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エネルギー政策見直し議論の中で、「運転再開をしなければ電力不足、電気料金が上がる」として、運転再開を前提とする方針が固められつつあります。
経済産業省も野田首相も、「地元の理解を得て」再稼動を進めていく、としています。しかし福島原発事故が起きて以来、規制行政の体制も、安全指針も、原子力安全確保の前提は根底から崩れています。
人々の生活、健康、社会、環境、地域、経済、あらゆる側面で長期にわたる原発事故被害を、当事国として体験している日本で、今、原発の運転再開を議論できる状況ではありません。
本集会では、今すぐ脱原発が自明である4つの理由について整理し、特にストレステスト結果提出第一号の大飯3号機、復水器異常で自動停止していた玄海4号機の運転再開をめぐる状況、対応について、具体的に議論します。
【日 時】 11月2日(水)12:15〜15:00(予定)
※12:15〜12:45に、玄海原発4号機について緊急記者会見
を行います。
※11:50よりロビーにて通行証を配布します。
【会 場】 参議院議員会館B107会議室(最寄:永田町、国会議事堂前)
【内 容】(以下予定、変更の可能性あり)
0)運転再開問題をめぐる現状の確認
(大飯3号機、玄海4号機をめぐる最新状況ほか)
1)原子力安全行政の破綻
2)「原発を動かさないと電気料金が上がる」のウソ
3)「原発を動かさないと電力が不足する」のウソ
4)地元の安全管理体制の破綻
【資料代】500円
【主 催】eシフト http://e-shift.org
【共 催】FoE Japan、グリーン・アクション、原子力資料情報室、気候ネットワーク、環境エネルギー政策研究所、SHUT泊、花とハーブの里、ソーラーエネルギー教育協会、大地を守る会、福島原発事故緊急会
議、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会、原水爆禁止日本国民会議、たんぽぽ舎、玄海原発プルサーマル裁判の会