たんぽぽ舎のメールニュースに報告が載りました

たんぽぽ舎のメールニュースに報告を載せて頂きました!転載します。
<【TMM:No1234】地震原発事故情報 その219>

★3.テントひろば日記 「恕(じょ)福島」から
10/31(月)【原発いらない女たち 2日目】
経産省テントひろば51日目】

蔵屋敷 有紀

原発いらない福島の女たち」に「原発いらない全国の女たち」が続いた。

最近、福島みずほさんが、経産省前テントひろばの風景に溶け込んでいる。
山本太郎さん、温川れい子さん達、著名人の方々も激励にいらして、原発いらない!と経産省前に集まった面々は大きな一体感と共にある。日曜の朝9時から開始された座り込みは、「デモはちょっと」と言う方も「座っているだけなら」と参加してくださり、編み物や縫い物をしながらおしゃべりをして始終和やかな雰囲気でした。27日からたくさんのお差し入れがあり、特に甘いものは食べきれず、ダンボールに入れて誰でもつまめるようにしましたが、今もお店が開けそうです。しょっぱいものが食べたくなり、また、栄養を考えると糖質の大量摂取は控えるべきであり、お手製のから揚げをいただいた際には、たいへんありがたかったです。

31日を時間の経過と共に振り返ってみよう。座り込みは9:00から開始された。「原発いらない全国の女たち」は昼時に出入りする役人に狙いを定めてランチタイムアピールをした。経済産業省は別館が飲食店街に近いため、11:30に移動してトラメガで声を上げるのだ。チラシを受け取ってくれるひと、少数の、応援の言葉を返してくれるひと、無視して足早に過ぎるほとんどのひと、反応はさまざまだが、訴えることを諦めてはならない。

夕方は官邸前で開催される日本とベトナムの首脳会談に合わせて、原発輸出反対のアピールをしました。女性を中心に50人ほど集まり、官邸前の交差点に横断幕を持って抗議活動。日本語で「原発反対!」と声を上げた後、同じくベトナム語で「「ファンドイハッニャン!」と続けたのは、18:00頃、通過したベトナム首相に聞こえたでしょうか。制服の警察官が10名ほど立会い、私服の公安のひとびともいて随分警戒されているなと感じるものの、帰宅中の通行人はあっけないほど無関心に見えました。翌11月1日の東京新聞には写真付きの記事がありました。しかし撮影していたNHKは映像を仕舞い込んだようです。私たち「原発いらない!」側が感じている放射能汚染に対する危機感と、感じていないようにみえる世の中の多くのひとびとの意識の格差を、どうしたら小さく出来るのか。放射能は危険であり、現実の危険を認めない姿勢は未来を失うと、わかって欲しい。「原発いらない福島の女たち」の座り込みとデモで掲げられたのぼりに大きく「恕」とあった。自他への愛と尊重とともにありたい。「北風と太陽」の北風ではダメだ。攻撃するのではなく、歩み寄り、ことばをつくそう。怒りに酔うのではなく、怒りを原動力にして、社会を変えたい。過去と他人は変えられない。自分は変わる。自分が変われば周囲も変わる。一人ひとりが変われば、やがて社会が変わる。死ぬ前に後悔しないように、息抜きしながら、粘り強く「原発いらない!」を貫きたい。

経産省前のテントは全ての原発廃炉になるまで在り続けます。お差し入れは 郵便番号100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 経済産業省気付 テントまで